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■ イケメン彼氏、相手はあたし。
- 1 名前:実依:2008/05/06(火) 12:49:21 ID:OTdA2YZE0
- やっとわかった。
でも、気づいたら大好きだったの。
- 2 名前:実依:2008/05/06(火) 12:57:28 ID:OTdA2YZE0
- *…平野 あゆみ
*…小山 結香
*…平野 裕規
*…大崎 健
- 3 名前:実依:2008/05/06(火) 13:03:44 ID:OTdA2YZE0
-
『これ、俺に?』
『うん、お兄ちゃん今日誕生日でしょ〜?』
あゆみがあげたのは、高そうな指輪。
『こんなん俺が貰って良いの?』
『うん、お兄ちゃんに買ったんだもん♪』
『こうゆうのは、彼氏に買ってやるもんなの。』
『良いの、彼氏なんて「あゆみーゆうきー遅刻するわよー」
『さっさと行くぞ』
クールなお兄ちゃんはあたしの鞄をもって先に
家をでた。
- 4 名前:実依:2008/05/06(火) 13:12:17 ID:OTdA2YZE0
-
『そういうお兄ちゃんは彼女居ないの?』
『さあ』
『…』
勝ち誇った顔で笑うお兄ちゃん。
彼女なんていらないよ。
『…』
「おっすー!」
後ろから現れたのは、
お兄ちゃんの友達、健くん。
『おはよー「え、ねえ何この子、年上にため口だった〜?」
え、
健くんはあたしにプロレス技を掛ける。
ギブ、ギブ!
『はは、家帰ったら説教しとくからそのへんでー』
はは、ははは・・・
笑えません。
「あーゆーみいいい!」
前から手をふってる結香。
『じゃ、結香と行くから♪』
あたしはそうして2人の場を離れた。
- 5 名前:実依:2008/05/06(火) 13:27:14 ID:OTdA2YZE0
-
『何これー!』
家に帰宅し、目の前にあるのは
箱の山。
『なにって、誕プレ〜』
『…』
カサ、
『うわ、何してんだ!』
『いーじゃん、1つぐらい開けてみたって?』
『『…』』
見ない方が良かったかな。
やっぱり落ち込む、いくら打たれずよくたって。
“この間はありがとう。好きだよ”
兄と妹の関係じゃ駄目なんだよ。
良いよね、友達は
簡単にそんなこと言えて。
- 6 名前:実依:2008/05/06(火) 13:38:49 ID:OTdA2YZE0
-
『返事してあげなよ。』
『ああ』
『付き合えば?』
悲しくて、涙もでない。
なに言ってんだ、あたし。
『…』
『トイレ行ってくるねっ』
バタンっっ
ふえ・・・
お兄ちゃん
お兄ちゃん
好きなの。
彼女なんてつくらないでよ・・・
彼氏なんていらないんだよ。
お兄ちゃんの為に空けてるんだよ・・・
コンコン。
『あゆみ?どした、大丈夫か?』
『あ・・・大丈夫♪』
ザアーー
パタン。
『お兄ちゃん!っ』
壁に寄りかかるお兄ちゃんの姿
『おせぇよ。』
『何で泣いてんの?』
赤く充血した目をみて気が付いたの?
『べつに・・・なんでも。』
『そう。』
お兄ちゃんは少し困った顔をした。
『悩み、あるなら言えよ?』
悩み?
人生が悩みだよ?
- 7 名前:実依:2008/05/06(火) 13:42:49 ID:OTdA2YZE0
-
本当は打ち明けたいよ。
全部受け止めてほしい。
でも、無理な願い。
1つも叶わないあたしの願い。
『お兄ちゃんはさ、誰が好きなの?』
『んー、さぁ。』
『えーっ。じゃぁタイプとか♪』
『…そーだな、結香ちゃんとか可愛いと思うよ』
え、
え?
結香ちゃんなの?
やばい、立ち直れない。
- 8 名前:実依:2008/05/06(火) 13:52:32 ID:OTdA2YZE0
- 明日、結香に聞こう。
やばい、寝れないよ・・・。
『結香、彼氏いる?』
『えー居ないよ♪当たり前に〜♪』
ホッ
良かったああ・・・。
『でも、好きな人は居るよぉ♪』
『へ・・・へえ〜』
まぁ、大丈夫だよね?
『うわっ』
お兄ちゃんの下駄箱を見ると、
ラブレターが1通。
『相変わらずの人気だね♪』
『あは、そうみたい…』
相手は誰・・・?
気になって授業が頭に入らない。
- 9 名前:実依:2008/05/06(火) 14:03:14 ID:OTdA2YZE0
-
コツン。
『わぁ!・・・あ、健くん!』
「おっす〜、一緒に帰る?」
結香は委員会だし、ちょうど良いや。
『うんっ』
『そういえば、お兄ちゃんは〜?』
『んー、女子にお呼ばれで♪』
あぁ、やっぱり・・・ははは。
「裕規は人気だねぇー」
「健くんもでしょー?」
あは、社交辞令。(笑)
「あゆみちゃんてさー、…裕規のこと好きやろ。」
は?
「見た目バレバレなんだよねー?」
うっそお・・・。
「可愛いね、じゃ、又〜♪」
うそ・・・ばれちゃったよ・・・
お兄ちゃんにでも言われたら?
『キモい。近よんな』
うわあー…
絶対避けられる・・・。
口止めしなくっちゃ!
- 10 名前:葉月:2008/05/06(火) 15:02:18 ID:???0
- 面白そうですね♪
続き、楽しみにしています♪
- 11 名前:実依:2008/05/06(火) 21:20:04 ID:tDP2bV6Q0
- 葉月さん>>コメありがと-です♪
- 12 名前:実依:2008/05/06(火) 21:35:15 ID:tDP2bV6Q0
- 翌日。
『『いってきまーす!』』
今日のおにいちゃんは一段とかっこいい♪
・・・て、別になにがある訳でも無いけど。
近くで見ると、ほんと悪い所無しって感じ。
目、 髪の毛、 口元。
何でって言うくらい、あたしとの接点は無い。
『…なに?』
『へ?‥ああ、何でもない!』
うわぁ、ついつい見とれちゃった。
だって、すごくかっこいいんだもん。
「おおおおはははーーー!!!!」
うわ!
後ろから抱きついてきた健くん。
ちょっと・・・お兄ちゃんの前なのに・・・!
「ちょっくら、あゆみお借りしてもよろしくて?」
『ああ、てか何その言い方・・・』
じゃ☆
って、手をかざして。
あたしの手を引いてく健ちゃん。
着いたのは、学校近くの公園。
『ねぇ、“あゆみ”とか呼ばないでよぉ』
「え〜なん『疑われるじゃん!』
「裕規はそこまで気にかけてねーよ。」
それは、妹だから?
好きな相手じゃないから?
結香じゃないから?
「そうい『健ちゃんのばか!!!!』
あたしは鞄を投げて走って公園をでた。
「…は?………ぃって〜…。」
- 13 名前:実依:2008/05/06(火) 21:52:45 ID:tDP2bV6Q0
-
解ってる。
お兄ちゃんはあたしのものにはならない。
なれない。
“チャンス”なんてこない。
でも諦めれる訳もない。
お兄ちゃんを手に入れるのは、
なんで、いつも“あたし以外”なの?
あたしじゃ駄目なの?
兄妹でなんて結ばれたくなかったよ。
- 14 名前:実依:2008/05/07(水) 19:54:00 ID:PWoWxsGd0
- 学校…行きたくないなぁ。
帰っちゃおうかな。
門の前までは来たものの、腰が引ける。
お兄ちゃんの顔が見れないよ。
好きなのに…
今会ったらきっと、酷い態度とっちゃう。
・・・今日は帰ろう。
家に帰っても、考えるのはお兄ちゃんの事ばかり。
結香に相談したい。友達だもん。
でも、こんな事言えない。
言ったらどうなるのか、解るから…。
1人で悩むのって、しんどいなぁ。
- 15 名前:実依:2008/05/07(水) 20:03:03 ID:PWoWxsGd0
- ♪――♪――
目覚ましがあたしの眠気をさました。
あれから、知らない間に寝てたみたい。
…あれ?何か忘れてるよーな…?
まぁ、いっか。
いつもどうり、ご飯を食べて服に着替えて家をでた。
「あーゆーみぃぃちゃぁぁん♪♪」
タイミング良く健くんが後ろから駆けてきた。
「これ☆はいっ」
手渡されたのは、小さな箱。
『なに?誰に?』
「なに言ってんの〜、今日バレンタインだよ?」
…あぁ!忘れてた…。
完璧に凹んだ。
『でもさぁ、何で健があゆみにあげる訳?おかしいじゃん。』
「はっは〜♪そ〜れ〜はぁぁ♪」
クルクルスキップしてお兄ちゃんの目の前に立つ。
「あゆみちゃんが好きだからぁぁ〜♪」
…はぁ!?
何言っちゃってんの、コイツ!
- 16 名前:実依:2008/05/08(木) 19:43:07 ID:druXRgop0
- 『ふーん?』
…え。素っ気なっ‥‥
「じゃぁ、俺達2人で行くから〜♪」
……は!??
え、ちょっと待て〜!!
服の袖を引っ張って先々進む健ちゃん。
『ちょっとぉ、どうゆうこと!?』
「ははは、何、分かんない?」
「ああ言っておけば、あゆみちゃんの事、気になってくるはずでしょ〜?」
『だからって、あんな言い方…「作戦なんだから!」
「悪いな。でも、これも1つの手段だから。我慢しろよ。」
うぅ゛……。
嫌な作戦、でも仕方がない。
「じゃ、まぁせいぜい頑張ろうぜ♪」
そう言って、健くんは私を玄関に残して
靴箱に向かった。
でも、これも作戦。
…作戦、
作戦。
嫌だけど、頑張ろう。
- 17 名前:実依:2008/05/08(木) 19:54:37 ID:druXRgop0
-
あ…。
目の前にはお兄ちゃんが居た。
『お・・・』
伸ばした指をしまいこんだ。
……。
緊張感が走った。
空気が一瞬冷たく感じた。
蒼井さん………。
お兄ちゃんにこの間告白の手紙を書いたひとだ。
すれ違っても、お兄ちゃん、蒼井さんにあいさつしてない…。
目で追う蒼井さん。
…………まだ、好き……?
告白したら、
気持ち伝えたら
あたしとお兄ちゃんも
ああなってしまうんだ。
- 18 名前:実依:2008/05/08(木) 20:05:42 ID:druXRgop0
- 『あ、こんにちわ。』
「あぁ…こんにちわっ」
『あっ…………。』
…………。
嫌だ。
お兄ちゃん、冷たすぎるよ。
蒼井さん、泣いてるよ?
気づいてるの?避けてるの?
こうなるのだと解っている。
あたし、告白はしなくって良いや。
ああなってしまうのなら、気持ち隠すほうがマシ。
3時間目、授業を抜け出して
屋上へと向かった。
1人っきりになれる、唯一の場所。
空には雲1つなかった。
綺麗〜………。
あたしが、お兄ちゃんを好きじゃなくなったら、
こんな悩まなくてもすむのかな。
- 19 名前:実依:2008/05/08(木) 20:16:47 ID:druXRgop0
- 『ただいまぁ』
『あ、あゆみ。今日から母さんとか3日間居ないらしいから。』
『あ‥‥そぅなんだ。』
『これ、食ったらふ『うわあ!』
ドサ…
段差につまずいたあたしを、
助けてくれたのは、お兄ちゃん。
ドキン……ドキン……
やばい、嬉しい。
諦めるんじゃなかったの?
“普通”に戻るんじゃなかったの?
あたしの決断は簡単に崩れた。
『あゆみ…?』
なんで、
諦めた。 はず。
なのに
なんであたしは
この腕を放したくない って思ってるの。
今までどうやって接して来たんだっけ。
……ギュ………
『おい、あゆみ………?大丈夫か?』
『…………無理だよ……。』
『……え、何が?』
なんで、身体突き放してくれないの。
兄妹なんだよ。
あたしたちは。
- 20 名前:白ガチャ ◆CIuSIRO9xo :2008/05/10(土) 10:15:32 ID:Dra7nR1n0
- こんにちわです。最初から読みました。
とても面白いです。頑張ってください^^
- 21 名前:葉月:2008/05/10(土) 10:19:51 ID:???0
- また読みました♪
分かりやすくて良いです☆
続き、お願いしますm(__)m
- 22 名前:実依:2008/05/10(土) 11:19:33 ID:IBtGybS+0
- 白ガチャさん◇
葉月さん◇
読んで貰い、光栄です^^
頑張りますヾ(∀)ノ
- 23 名前:実依:2008/05/10(土) 11:32:34 ID:IBtGybS+0
-
『お兄ちゃ…ん……』
言いたいよ。
隠せないよ。
好きなんだよ。
このまま、ずっと隠し通すことなんて出来やしない。
お兄ちゃんに彼女が出来ても、
あたしには嫉妬しか沸いてこない。
このまま、溜め込む事が出来るほど、
あたしは器用じゃないんだよ。
………。
静まりかえった部屋が、雰囲気を変える。
……何か、言いにくくなってきた……かも。
…………ギュッ………。
- 24 名前:実依:2008/05/10(土) 11:37:41 ID:IBtGybS+0
-
……え?
お兄ちゃんは、あたしの腰に手を回している。
なんで、ギュッてするの?
腰に回されていたお兄ちゃんの手が、
あたしの身体から離れた。
…どんな顔したら良いの…。
『あゆみ……好きだ』
- 25 名前:葉月:2008/05/10(土) 14:50:24 ID:???0
- またまた読みました♪
続き、めっちゃ気になります!!!!
- 26 名前:実依:2008/05/10(土) 16:23:56 ID:CZV3Hequ0
- 葉月さん>>感想嬉しいですw(^-^)
- 27 名前:実依:2008/05/10(土) 16:32:14 ID:CZV3Hequ0
- ……え………?
お兄ちゃんがあたしを…?
『ずっと好きだった。』
うそ………ほんとうなの?
あたしの目からは今にも溢れそうなくらいの
涙が溜まっていた。
『お兄ちゃん…あたしも、好きだよ……』
あたしは、もう1度お兄ちゃんを抱きしめた。
言葉に出来ないくらい、嬉しかった。
『お兄ちゃ『ごめん。』
部屋にはテレビの音だけが流れている。
お兄ちゃんは、あたしと距離を置いて離れた。
……なんのごめん?
……なんで謝ってるの。
不自然なくらいに静まる部屋が、あたし達を目立たせる。
『俺はあゆみにはついていけねぇよ』
え?
どうゆう事なの?
嬉し涙は悲しみへと変化した。
- 28 名前:実依:2008/05/10(土) 16:43:29 ID:CZV3Hequ0
-
裕規
『俺、あゆみだけは幸せにできねぇ。』
『好きだけど、この恋も終わりだ。』
あゆみ
『……なんで…?じゃあ、なんで好きだって言ったの!??』
裕規
『……………』
『最初から終える気持ちで言った。』
……これが、お兄ちゃんの答えなの?
せっかく、両想いになれたのに…?
あゆみ
『じゃあ…あたしの気持ちはどうなんの!?』
『自分だけ言っておいて、引き下がるなんて最低だよ!!』
『…あたしのお兄ちゃん…………返してよぉ!!!!!!!!』
裕規
『じゃぁ、俺たちが付き合ったって、何が出来る……?』
………そんなの、分かんないよ。
お兄ちゃんの気持ちこのまま知らなかったら、
仲良しでいれたのに。
………全部お兄ちゃんのせいだよ………。
- 29 名前:実依:2008/05/10(土) 16:51:33 ID:CZV3Hequ0
-
自然と涙がこぼれる
『俺だって…我慢してんだよ〜…』
声を潰すように、お兄ちゃんは悔しそうな顔で言った。
あたしは
諦めれるレベルじゃないんだよ。
愛してるんだよ。
お兄ちゃんは小さくため息をついた。
『もぉー限界・・・・・』
いきなり
あたしの手首を掴んで
だきしめてきた。
へ?
『前言撤回。
諦めるなんて無理だ。』
- 30 名前:葉月:2008/05/10(土) 16:53:34 ID:???0
- また読みました♪
切ない・・・・、切なすぎる・・・・(;_;)
続き、お願いしますm(__)m
- 31 名前:実依:2008/05/10(土) 16:56:20 ID:CZV3Hequ0
- 葉月さん>>毎回ど-もです☆
- 32 名前:実依:2008/05/10(土) 17:06:49 ID:CZV3Hequ0
-
その日は眠れなかった。
眠気さえ感じなくて
只、お兄ちゃんの事を
考えてると、顔が熱くなった。
裕規
『俺やっぱ一番あゆみが好きや。』
あゆみ
『あたしも…。諦めるなんて無理よ。』
裕規
『諦めんで良いから』
あゆみ
『又、やっぱり無理とか言わん?』
裕規
『言わんよ。ごめんな、』
お兄ちゃんは、あたしのおでこにキスをした。
裕規
『お前は今日から俺のもんやけんな。』
あゆみ
『うん…解ってるよ。』
これが、今日の夜の出来事。
こうして、あたし達は付き合う事になった。
嬉しさもあるけど、
不安が消えたわけじゃない。
でも、それは、これからは
お兄ちゃんが消してくれるんだ。
- 33 名前:葉月:2008/05/10(土) 17:09:24 ID:???0
- 読みました♪
良かったです♪
付き合えてよかったです☆
- 34 名前:白ガチャ ◆CIuSIRO9xo :2008/05/11(日) 15:08:09 ID:HS49l2+m0
- 感動です〜(;-;)
付き合えてよかったですね><
- 35 名前:実依:2008/05/13(火) 19:56:18 ID:yxdp1Hed0
- お2人ともコメントあリがちゅ-ですw笑
- 36 名前:実依:2008/05/13(火) 20:02:36 ID:yxdp1Hed0
- お母さん、お父さんごめんなさい。
あたしは……お兄ちゃんが大好き。
諦めれるわけもなく、ひたすら追いつずけた日々。
ずっと、想いつずけていたこの思い。
やっと……叶ったんだよ……。
今すぐみんなに伝えたい。
でも………そんな事、してはいけない。
あたし達は兄妹だから………
でも、誰にも言えなくても、
自慢出来なくても、
あたしには、もったいないような人が傍に居る。
大丈夫、やっていけるよ。
あたし、ずっと願ってたんだもん、この日が来るって。
- 37 名前:実依:2008/05/13(火) 20:09:29 ID:yxdp1Hed0
- 朝、眠気が覚めないまま、起きた私は、
着替えて部屋をあけた。
『お、おはよ〜〜』
そこには、着替えたお兄ちゃんが立っていた。
『お、ぉおはよー〜〜』
緊張するよ……。
『丁度良かった、遅刻するぞ?』
『へ?』
あ……時計壊れてるううう〜〜!!!!
『あと15分しかねーし、早く!!』
『あ、はぁいっ』
2分でご飯を終わらせ、あたしはお兄ちゃんと家を出た。
『そ、そんな急がなくたって、時間あるよ?』
『俺が、ゆっくり行きてぇだけ』
『あ、顔赤い♪』
『うるせえよっ』
お兄ちゃんって、こんな人だったっけ……?
なんか…違う人みたいで可愛い♪
- 38 名前:実依:2008/05/13(火) 22:01:50 ID:yxdp1Hed0
- いつもより、5分早く家をでたせいか、
人はまったく居ない。
『そういえば、お兄ちゃんて、いつからあたしの事好きだったの?』
『え、う〜ん…2年前くらい(笑)』
『え!!!!』
うそ、そんなに…あたしのこと思ってくれてたの!?
『だから、彼女つくらなかったんだぁ〜〜』
『それは、あゆみもだろ?』
あたしは、首を縦にふった。
『はい』
お兄ちゃんは、あたしの前に手をだしている。
『誰も居ないし、良いよな?』
不安気な顔でのぞき込むお兄ちゃんが愛しくてたまらない。
『もちろんっっ♪』
あたしは、お兄ちゃんの手を握った。
『違うだろ?』
『へっ?何が!??』
そう言うと、お兄ちゃんは手を放し、
『こう……だろ!』
と言って、指を絡ませてきた。
『わぁ、カップルみたい♪』
大はしゃぎしたあたしを見て、
『カップルだろ?』
微笑するお兄ちゃん。
『両想いって良いね!』
笑顔を向けると、
『当たり前だし。やっと実ったんだから、絶対はなさねぇし〜』
意地悪な口調で言うお兄ちゃん。
こんなお兄ちゃん、
今まで知らなかったよ。
- 39 名前:実依:2008/05/13(火) 22:13:03 ID:yxdp1Hed0
-
「ちょっとあゆみ〜!今日居なかったじゃん!」
『え…えへっ』
「誤魔化したってだめ〜!!……でも、許す☆」
『え……なんで?』
「そりゃぁ、大崎先輩と行けたから〜♪」
『へぇ』
…………ぇえええ゛!???
『結香…もしかして………』
「当たり〜!!応援してよぉ♪」
………はは、やっぱり(笑)。
あんな奴が良いなんて、変わってるにも程があるよ。
『まぁ…頑張りなよぉ〜〜』
「もっちろおお〜ん!!」
朝からテンション高い…ついて行けねぇよ……。
- 40 名前:実依:2008/05/13(火) 22:28:27 ID:yxdp1Hed0
-
そういえば結香は、可愛いのに彼氏居なかったなぁ〜。
「ズドーーンッッ」
「『うわぁぁぁ〜〜………』」
隣に居たのは、超結香大好き人間………。
「今の話本当ッスか…?結香ぁぁ!「だ・ま・れ♪」
この鬱陶しい人は、
長年結香を好きでいた永井 潤くん。
クラス違うけど、毎朝あたしのクラスに来ては、結香にアピールしていた。
ふられてるのに、何度も告白するのって偉いよね。
それとも、1度告白したら
気軽に出来るものなのかな。
「そんなやつ辞め「そんな奴言う〜〜な!」
「あたし、好きな人出来たしっここ来ても無意味だよ。」
う、それはキツすぎるんじゃ……結香。
潤くんは、諦めきれない顔で去っていった……。
又来るだろうけどね…(笑)
- 41 名前:実依:2008/05/15(木) 15:41:19 ID:m+vgp32e0
- 『それにしても、結香が健くんのこと好きだったなんて〜♪』
「えへへ、最近なんだけどね〜♪」
「世界1大好きだよ〜♪♪」
叶えば良いね、協力するよ。
今日は、4人で帰る事に。
…もちろん、健くんと結香、お兄ちゃん。
早速結香は気合い入れるために、
髪型も変えてメイクも……準備良すぎ。(笑)
「あれ、なんか結香ちゃんじゃ無いみたい!」
「え?何それ?ひっど〜いっ (怒)」
「てゆうか、みんなで帰ってるけど、皆カレカノ居ないの〜?」
結香は、シメシメと陰で笑っている。
……行動早ぇ〜…(笑)
「俺は彼女なんていらねぇ〜」
健くんの言葉に結香はショックを………あれ?
結香、すっごい喜んでるんですけど!
え、だって彼女いらないって言ったんだよ?
聞き間違えてない!?
ちょっと、すっごい不安〜……。
『ギュッ』
お兄ちゃんは、あたしの手を優しく握ってきた。
『俺も彼女いらねぇな〜』
…ふふっ。
お兄ちゃんの愛情が伝わってくる。
愛されてるなぁ。
「ねぇ、彼女居ないの!?」
「え、居ねぇけど。」
「じゃぁ、あたしと付き合おうよ!」
「…え?」
………へ?
みんなは口が開いているのにも
気がつかず、ただ結香の方も見ている。
………って、結香!何いってんの!!?
- 42 名前:葉月:2008/05/16(金) 18:52:30 ID:???0
- 読みました♪
ヤバイ展開ですね・・・・((汗
続き、楽しみにしています♪
- 43 名前:ゆき:2008/05/18(日) 08:50:06 ID:AGPFDLpP0
- よみました!!!!!
早く、続きよみた〜〜い!!
- 44 名前:実依:2008/05/18(日) 14:51:13 ID:MctjFZVk0
- ゆきさん、葉月さん
コメありがとうございます♪
- 45 名前:実依:2008/05/18(日) 15:06:25 ID:MctjFZVk0
-
「……え、俺に言ってんの?」
「はい☆付き合ったり……とか…どうでしょうか…//」
沈黙が流れた。
どうしよう、フォローとかしなきゃ……。
「それ…ほんとに俺に言ってんの?他の奴じゃなくて?……」
健くんの2度目の同じ質問に、結香は少しひるんでいた。
すごく重たい空気を変えたいけど……どうしようも出来なかった。
だって、口挟んだらだめな気がするから……。
「やっぱり……」
結香の目には涙が溢れていた。
「ごめん、帰るね。……すいません。」
『結香……』
後を追おうとした私の手を掴んだのは、
健くんだった。
「ごめん…俺に行かせて?」
『あ…うん……』
健くんを行かせて良いんだろうか…。
…結香………
『健っ』
呼び止めたのは、お兄ちゃんだった。
『行くな。今は小山さん1人になりたいと思う。』
健くんは呆然と下を向いていた。
「……おう。…」
結香……大丈夫な訳無いよね…。
あたしが行かなきゃ、誰が行くの?
『ごめん…あたし、結香の所行きたいよ……。』
「『行ってこいよっ。』」
2人は背中を押してくれた。
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