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■ ― 夜の雨 ―
- 1 名前:蒼空:2008/04/14(月) 21:54:52 ID:T/fSLJbU0
- 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
書いた小説を後悔するのは初です*
楽しんでって下さい*
面白くなかったらごめんなさい;
構成がおかしくても気にしないで下さい;;っ!!
(誤字があるかもしれませんが、気にせず読んで下さい。)
読み方など分からないものがあれば、質問お願いします*
感想・コメント、大歓迎です*
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
- 2 名前:蒼空:2008/04/14(月) 21:56:01 ID:T/fSLJbU0
- ―俺には何も出来ないと思っていた。
ただ、足手まといなだけだと。
そう、教え込まれたのかもしれない。
まだ落ち着く前。
あの、雨の日から・・・。―
「起・き・ろ・よ・っ・!」
朝か・・・。
いつ寝たんだ? 俺。
「聞・い・て・ん・の・か・?」
誰だよ・・・。
まだ眠いんだ。
寝かせてくれよ・・・。
「誰が寝かせるかっ!」
無理矢理布団を剥がされた。
嫌でも目が覚めてしまう。
4月半ば。
朝はまだ肌寒い。
「うぅ・・・」と声をあげて目をかたくつぶった。
そしてゆっくりと目を開いた。
「やぁっと起きたかぁ〜。」
男の顔がのぞく。
ぼやけてよく見えない。
朝の日差しのせいでまぶしい。
時間が経つにつれてその顔がはっきりと見えてくる。
「ん・・・」
眉間に皺をよせて20p程度しかない男との顔の距離を余計に縮めて見た。
「うわぁっっっ!!!!」
男の顔を確認した龍哉は飛び退いた。
―ドンッ
その衝撃で壁に背中と頭をぶつけた。
「ってぇ〜・・・。」
「だ、大丈夫かよ??」
心配そうに男は近寄ってくる。
龍哉は反射的に「来るなっ!!」と叫んでいた。
どうしてこんなにもこの男を拒否っているのだ?
「何だよ〜。拒否ってやんの〜。俺の何が気に入らねんだよ?」
来るな、と言ったにもかかわらずして近寄ってくる男。
後ろは壁。
逃げられないっ!!
- 3 名前:蒼空:2008/04/14(月) 21:57:40 ID:T/fSLJbU0
- ・・・待て。どうして逃げる必要があるんだ?
「お前、俺拒否してる理由、自分でも分かってねぇ〜んだ〜!バッカだし〜っ!」
男は腹を抱えて龍哉の隣に、壁に背を向けて座った。
「うっせぇ!!いかにも馬鹿そうなお前に言われたくない!!」
男は一見、15歳の龍哉より、2,3歳年上に見える。
「ってか、お前俺の心読めんのか!?」
自分の驚いたことに驚いて再度壁に頭をぶつける龍哉。
「ぃって!」
男はぷっと笑った。
「今日二度目だなっ!『二度あることは三度ある』って言うから気ぃ付けろよ〜!」
そう言って男は龍哉の頭を小突く。
「やっ、やめろっ!」
龍哉は男の手を払いのける。
「何なんだよっ!お前はっ!!」
龍哉が男に怒鳴りつけると龍哉がいた二階の自分の部屋に一階からの呼び声が響いた。
「龍哉〜〜??早くしないと遅れるわよ〜〜??」
母、美佐子の声だ。
「分かってる!!」
扉に向け龍哉は叫んだ。
叫び終わると男の方に向き直って言った。
「出てって下さい。」
男は口をあんぐりと開けた。
「ちょっ、待てって!俺行くとこないからっ!」
龍哉は無理矢理追い出そうとぐいぐいと窓の方に押した。
「だから何だって言うんですか??」
男は一生懸命抵抗する。
「やっ、ちょっ、ここ二階だぞ!?本気で落とす気か!?!?!?」
動揺しまくっている。
龍哉はかまわず押す、押す、押す、押す。
「二階なんて高いうちに入りませんよ。俺なんてマンションの五階から落ちても怪我1つしませんでしたから。」
男はとうとう窓際に追い込まれた。
窓枠に指を引っかけて・・・叫ぶ。
「五階からって・・・お前ホントに人間かよ!?!?」
窓から指が剥がれて男の上半身は外に放り出された。
「五階からなんて、嘘に決まってるでしょ。」
龍哉は感情を込めずに冷淡な口調で答えた。
男の体はづいづい外に出て行く。
男は手足をじたばたさせた。
と思ったが、ぴたりと止んだ。
龍哉は驚き、手を止める。
男はゆっくりと静かな声で言葉をはき出した。
「あのさぁ〜。」
言葉の終わりとともに窓枠に手をかけて自分から外に落ちていった。
「なっ!?ちょっ、お前っ!!?」
- 4 名前:蒼空:2008/04/14(月) 21:58:37 ID:T/fSLJbU0
- 龍哉は驚いて窓から顔を出す。
その途端・・・
―ゴッツゥゥーーン!!!―
男の頭突きが龍哉のあごに直撃。
男は下からものすごいスピードで上がって来た。
そのおかげで龍哉の口の中が切れて血がにじんだ。
「ぃ っってぇぇぇぇぇ〜〜〜!!!!」
外から男のクスクスという笑い声が聞こえる。
「俺も、ウッソ〜。怖くなんてないもんねぇ〜!(五階だろうが十階だろうが死なねぇよっ!)」
男が窓から顔を出して龍哉に言った。
「へ!?はいほひほえなはったんすへほ(最後聞こえなかったんすけど)??」
左の頬をおさえて言った。
「お前の言ってることが分っかんねぇよっ!」
男の言葉の直後、部屋の戸がノックされた。
「龍哉??独り言いってんの??はやくしねぇと遅刻だぜっ?」
姉、春紀の声だった。
「何でもねぇっ!!つか姉貴も今起きたんだろっ!?」
春紀のツンとした顔が目に浮かぶ。
「うっせぇっ!早く出てきやがれっ!!じゃねぇと、お前の朝飯、俺が食うからな。」
女のくせに男っぽい言葉を使う春紀は男にも女にもモテる。
顔もまぁまぁよくて、スタイルもまぁまぁいい。
そのまぁまぁさがいいのか??
龍哉は学校で「テッメェ、羨ましい姉ちゃんいるじゃねぇーかーっ!!」とよく言われるのである。
春紀の良さが龍哉にはさっぱり分からなかった。
もし、こんなことを友達の前で言おうものなら袋だたきは間違いなしだ。
「まっ、待ってくれ姉貴!すぐ行くから俺の分残しとけよっ!?」
春紀の「どうだかなぁ〜??」という言葉と階段を降りていく音がかさなった。
春紀が降りていったことを確認した龍哉は男の方に向き直る。
枕元に用意しておいた制服に着替えだす。
「とにかく!俺は学校あるから帰ってくるまでに出てってくれよな。部屋は荒らすなよ?分かったな??」
龍哉は強引に言って部屋を出た。
男は1人部屋に取り残される。
「何だよあいつぅ〜。記憶力ねぇ〜なぁ〜。」
つぶやき、あごに指をあてて考える素振りをする。
数秒して、「よしっ!」と声を上げた。
- 5 名前:蒼空:2008/04/14(月) 22:01:28 ID:T/fSLJbU0
- 1>>初公開です;
- 6 名前:蒼空:2008/04/16(水) 19:18:35 ID:tXba3RYI0
- 「俺の朝飯はっ!?」
階段の手すり越しに椅子に座ってテレビを見ている春紀に問いかけた。
テーブルにひじをついて右手に食パンを持ち、左手でリモコンを持ってチャンネルをガチャガチャと変えていた。
口周りにはパンかすを付けている。
「姉貴??」
階段を下りて、テーブルにちょこんとのっかる2つの皿に目をやるとそこには・・・
「ん?龍哉か。お前遅いから食ってやったぞ。ありがたいと思えよ。」
春紀は最後の一口を口にポイッと放り込んで立ち上がった。
どこから取り出したのか、すでに鞄を手に持っている。
「行って来まぁーーす!!」
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