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-短縮人生-
- 1
名前:名無しの創作家:2008/04/08(火) 17:20:32 ID:9Q7dzpHZ0
- レイプ、妊娠、覚せい剤、クラブ、ホスト、援助交際、いじめ…恋人の不治の病。
人生には様々な事が起こる。
だけど誰一人として同じ人生は歩まない。
でも私の人生は、有り触れたものだった。
短縮人生。
- 3
名前:名無しの創作家:2008/04/09(水) 13:49:23 ID:vv72nglQ0
- 翌日。
また、同じ朝が始まり、私は溜め息を吐いた。
このまま、ずっーとこんな人生を何十年も続けるのかな、と思うと嫌な気分になる。
布団から出ると、リビングに朝食を食べに行った。
「おはよう」
お母さんにそう言われても挨拶する気になれない。
どうせ毎日、続けていく事だから、である。
「あぁあ、面倒くさいなあ」
テーブルの食パンにバターを塗り、オーブンに入れた。
適当にレバーを捻り、椅子に座ってテレビを眺める。
テレビでは、星座占いが放送されていたが
興味がなかったので、新聞を読み始めたいた。
パンが丁度、焼けあがった頃。占いも最後の発表をしていた。
残るは一位と十二位のみである。
(一位は、射手座の貴方でーす)
私は、射手座ではない。
期待していたわけでもなくとも、占いで一位になれなければ
誰でも少しへこむものだ。
(そして、最下位は、この方! 魚座の貴方です)
「え……」
そんな私に追い討ちをかけるように最下位が発表された。
私は、魚座である。
まあ、最下位になったところで何かが変わる訳でもないのだから、
……只の占いだし、と自分自身に言い聞かせてみた。
食パンを皿にのせて、ジャムをつける。
母がリモコンを握り締めて、テレビに向けた。
「テレビ消すの?」
「見てないでしょ?」
きっと母は最下位の私に気を遣っていたのだろう。
だが、そんな気遣いは逆に私を哀しくするばかりだ。
何十年も続く人生には、こんな些細な不幸でも嬉しいものだった。
「見てるから、消さないでいいよ」
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