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■ サンタクロースになる方法。
- 1 名前:あやか:2008/03/26(水) 16:31:21 ID:CCw6RUMr0
- プロローグ
サンタクロースはご存知だろうか?
もちろん知ってるよな?あの赤服ヒゲもじゃ爺さんの事だ。
ではもう一つ質問をする。
「いつまで信じていた?」
せいぜい小3ぐらいまでだろう。
俺は熱心なサンタクロース信者で、そりゃあもう、一年に百回、クリスマスが来たらいいのに、と思うほど、
クリスマス、サンタクロースが好きだった。
クリスマスの一週間前になったら、いそいそと手紙を書き始めた。
もちろん、サンタ宛だ。サンタが来るのを待ってやろうと夜遅くまで起きていたこともあるし、
家の窓に針金を巻きつけて、どこから入ってくるのか監視もした。
すべて失敗に終わったのだがな。
そして、サンタクロースは両親だという事が分かったとき俺は、そりゃもう落胆したよ。
でも、クリスマスという行事を嫌いにはならなかったし、サンタも嫌いにはならなかった。
両親は優しくて、とても愛情を注いでくれたからだ。
クリスマスには、大きい庭に生えている木に飾り付けしたり、母さん特製のクリスマスケーキだって喰った。
でも、半年前、両親が交通事故で死んだ。 おいおい、冗談じゃねえよな。
- 2 名前:あやか:2008/03/26(水) 16:58:04 ID:CCw6RUMr0
- プロローグを読んだ方はお分かりの通り、
主人公は男です;しかもすっげえええ季節はずれです。
一つぐらいこんな物があってもいいのじゃないでしょうか?
ひっそり、続けていきたいと思います。感想は強制ではありませんww
「おもろかったなあ」と思ったら、「おもろかったで」と一言あれば十分です。
では。
第一章。
気持ち悪くなるぐらい効き過ぎている暖房。
ザワザワとうるさい教室。
黒板の上にある時計を見ると、9時半だ。
ここは塾である。
Aランク〜Cランクまである有名な塾で、Cランクのやつは全然勉強してなかったやつが、
勉強を始める時に入るクラスだ。
ちなみに俺はBランク。平均だ。
俺の人生はすべてBランクじゃないかってぐらい普通だった。
まあまあモテる方だし、まあまあ勉強も出来る。まあまあ頭のいい高校に通って一年だ。
ポンっと、俺の肩を誰かが叩いた。
「朱歌ー、今日あいてる?」
軽い口調で言ってきたこいつは、児島だ。同じBランク。
「一緒にファミレス行かね?」
丁重にお断りするよ。
こいつはタチが悪い。何故かと言うと、本音を顔に出さないからだ。
この前、俺の悪口を言ったことも知ってるし、児島と仲良くすると、
児島が絶対そいつの悪口を言うという。
「そっかー。じゃあまた明日。学校でな」
「おう、悪いな。じゃあな」
と俺は適当な返事で教室から出た。
効き過ぎていると感じたエアコンだが、外は凍てつくほど寒かった。
「はぁーっ」と息も白い。
俺はマフラーを巻き、上着を着て、家路に急ぐのだった。
ちょうど、塾から出たとたん、雪が降り始めた
「あー・・・降って来やがった・・・」傘は持っていない。
「うぅーーーさむっ」
ポケットには運よく120円。ラッキー。自動販売機でコーヒーでも買おう。
コーヒーは、とても温かかった。
「・・・帰りました」
というが、ココは俺の家ではない。
俺の両親が死んだので、母さんの姉、いわゆる叔母さんの家にお世話になることになったのだ。
正直、居心地は最悪だ。叔母はよく2時間ドラマにでてくるいやーなオバサンだし、
息子の明人のことしか考えてない。この前、俺の風邪が明人に移ることがあった。
そしたら、酷いもんだぜ?叔父が殴ってきやがった。
「あら、帰ってきたの?」
嫌そうな目でコッチを見る。
「ずぶぬれじゃない。また明人に風邪でも移す気?」
「・・・そんな事無いです。アレは・・・」
「また口ごたえ・・・?本当に、アンタは何でこうなのかしら。母さんが死んで、
しょうがなく引き取ってあげたのに。口答えはするし、明人に風邪は移すしねえ」
ふざけんな
母さんの死んだ保険金で車を買ったのはどこのどいつだ?
「まったく、あんたの母さんも、こんな悪い時期に死ななくても良かったのにねえ。
まあ、そのおかげで車が買えたからよかったけど」
何かが俺の中ではじけた。
目の前が赤くなった。血液が逆流してるんじゃないかと思うぐらいに息苦しくなった。
この感情が怒りという物だと理解するには、少し時間がいった。
- 3 名前:こーろぎ:2008/03/26(水) 22:02:11 ID:wTMydaAd0
- はじめまして。
この叔母、ものすごく腹立ちますね。
妹の保険金で車を・・・
今後、主人公の怒りがどうなるか気になります。
- 4 名前:あやか:2008/03/27(木) 11:55:13 ID:HZAXVlST0
- 感想ありがとうございます。+゚ヾ(o゜∀゜o)ノ
叔母むかつきますよねー。むかつきながら書いてましたwww
では。二章。
「ふざけんな!!!!!」
俺は気がつくと大声で叔母を怒鳴っていた。叔母は驚愕の顔をこっちに向けている。
「母さんはなあ!お前の為に死んだんじゃない!ましてや車の為にでもない!!
母さんの悪口言っている、お前の方が死んでいい人間だろうが!!!!」
シーン・・・と玄関が静まり返る。
「しまった」と、我に返る。
目線を上の方にすると、ちょうど明人が勉強道具を持って、階段を下りていた。
「朱歌、お前うるさいんだよ。迷惑。お前」
それに叔母は、
「ごめんね!!明人ちゃん!」
そうして叔母は小さい小さい声で俺に言った。
「出て行け」と。
俺はドアが壊れるんじゃないかってぐらい、強引にドアを開けた。
──雪はまだ降っている。
「・・さむ」
当たり前だ。上着は叔母の家においてきている。今更帰れないし、帰りたくは無い。
「おかあさん、クリスマスまだ?」
後ろから、男の子の声が聞こえた。
あったかそうな上着を着ていて、それだけでうらやましかったのに、俺が一番羨ましいと思ったのは、
母親がいることだった。
その母親がお母さんに似ていて、
その男の子が、昔の自分に似ていて。
「母さん」
無意識に言葉が出ていた。
その言葉が、冷やした体を一段冷やした。
会えないのは分かっている。俺だってちゃんと勉強している。
「母さん・・・・!」
目から塩水、いわゆる涙が出てきた。迷子の子供のように、ボロボロと涙が出てきた。
「お母さんに会いたい。」高1の男が思う事かねまったく。
行くあても無く、気が着けば公園にいた。
青色のベンチに腰を下ろす。
これからどうしようか?
ホームレス高校生になって、今人気の芸人みたいに本を出そうか?
その前に飢え死になるのがオチか。
そうして俺は寒い公園で、いつのまにか寝てしまった。
何時間経っただろう。
冷えも頂点を達していた。
「さ・・・・」
寒いと言おうとしたが、うまく言えない。
「・・・ぇ」
俺は情けないような声を出してしまった。そりゃそうだ。
公園の灯りも、自動販売機の灯りも無く、俺の周りはすべて真っ暗だったから。
「怖い」と言いそうになった時、俺の視界に何か入ってきた。
ぼんやりと赤い、
こっちに近づいて来る
俺は恐怖のあまり目を閉じた
「大丈夫かい?」
目を閉じて想像していた声とは掛け離れている。
優しい、おじいちゃんの声。
恐る恐る目を開ける。
もじゃもじゃヒゲが顔の半分を覆っていて、優しそうな目をした、
絵に描いたような──
サンタクロースだった。
- 5 名前:あやか:2008/03/28(金) 14:12:30 ID:HVyYkUeJ0
- こんにちは∵(´ε(○=(゚∀゚ )←?
頑張って更新するので感想お願いします。
第三章
と言っても、サンタの衣装を着てるだけだが。少し早いクリスマスセールとかか?
すると、その爺さんは手を差し伸べてきた。
「大丈夫かい?」
「あ・・・ども」
俺は立ち上がって、砂を払った。
「いやー・・・でもなあ、普通の男の子がこの空間に来るとは・・・びっくりじゃ」
ヒゲを触りながら言った。
「え・・・?」
「ここは普通の人間じゃ入れない所なんじゃよ。疑ってるのなら、携帯電話を見ればわかるわい」
急いで携帯電話を開く。
ここは普通の公園なはずなのに、圏外。
119に電話しても掛からない。
「・・・うっそだろ」
俺は猛ダッシュした。
どこまで走っても、走っても、暗い闇。
しかし、後ろを見ると、爺さんがいた。
「どこだ・・・ここ」
俺は爺さんの言った言葉を思い出した。
「あの・・・あなたは一体」
「ああ、」
そう言って爺さんは笑いながら、
「見てのとおりサンタクロースじゃよ」
と言い、手を銃の形にし、「バン」と撃った。すると、ピンク色の雲みたいなのが出てきた。
おいおい。
「でも不思議なのはこっちの方なのじゃが。・・・・・・・・酷い悲しみに暮れると、
この空間に来る人間がいるという話も聞いたことあるのう」
ヒゲを触りながら言っていた。
「・・・何かあったのかい?」
「・・・・・・・・」
俺は何故か、今日あったすべての事をすべて爺さんに打ち明かしていた。
これで普通のじいさんだったら殴るぞ。
「ほう・・・・」
すると、そのサンタらしい爺さんは右手を上げて、
「ならこういうのはどうじゃ?君は行くところがないのなら、わしの所にこればいいんじゃよ。
ちょうど、人手が足りなかったしのぅ」
・・・・・・は?
Why?じいさんお所に行く?変な宗教的集団に連れて行かれそうで少し不安だった。
「行くところがないのじゃろう?」
そう言うと、サンタらしい爺さんは、パチンと指を鳴らした。
すると、ピンク色の煙とともに、トナカイ3匹が、金色のリードでつながれている、
茶色のでかいエラク豪華になったソリがあらわれた。
俺説明下手だな。
「さ、行くかい?行かないかい?」
爺さんは言った。
これが夢なら、醒めりゃいい話だ。
俺はそう思い、じいさんと一緒にソリに乗った。
- 6 名前:紅:2008/03/28(金) 21:43:03 ID:rGjJoD5B0
- とても素敵な物語だと思います♪
涙が溢れそうになりましたっ。
これからも、更新頑張って下さい(*。*/
- 7 名前:こーろぎ:2008/03/28(金) 23:34:10 ID:58Ij7FZB0
- あやかさん、お久しぶり?です!
ついにサンタクロースが現れましたね
ソリに乗りどこへ行くのか・・・
楽しみにしています。
- 8 名前:蒼依:2008/03/29(土) 01:57:13 ID:lZoIJfmr0
- 私も涙が出ちゃいました><
主人公の男の子には幸せになって欲しいですね!
更新頑張ってください♪
- 9 名前:あやか:2008/03/29(土) 16:42:25 ID:nzG17RcC0
- >>紅様
すすす素敵だなんてー・・・ありがとうございますッ・・!!!更新頑張ります!
>>こーろぎ様
2回目の感想有り難うございます!!はいwついにサンタ来ましたよー!
これからもよろしくお願いいたします。
>>蒼依様
ありがとうございますッ!涙なんて・・・もったいない←?
幸せにします!
更新頑張ります!
いやー・・・3人の方に感想くださりまして・・・感謝感激です。
では。
第四章
ベルギーに行ったことがあるだろうか。
レンガ造りのオシャレな町並みが並んでいる所だ。
ちなみに、チョコレートが美味しいらしい。これは余談だな。
ベルギーに行ったことのない人には、目の前の光景を見せてやりたい。
ここはベルギーか?日本か?それとも・・・
レンガの道に立ち尽くす俺に爺さんが言った。
「ここは少しズレてる所じゃよ。ううーん・・・説明しにくいのじゃが・・・
そうじゃの・・・サンタクロースの街とでも言っておこうかの。」
「サンタの街・・・ねえ」
半信半疑の俺に爺さんは言ってきた。
「ほら、あそこの月、ありえない色をしとるじゃろ?」
ヒゲを触りながら言った。
確かに。
俺が見上げている満月は、ピンク色をしていた。
「さぁさぁ。寒いじゃろ。中に入ろう」
そういや今は夜中だ。いや、真っ暗だし。
そういうと、爺さんは赤とこげ茶色でできている、お洒落な家の前で、
「ようこそ」と、ドアを開けた。
家の中は、説明しにくいが、木造で、暖炉があり、
赤色の絨毯が大きいゴツゴツした木の机の下にひいてある。
「おじゃましまー・・・す」
俺は恐る恐る家の中に入った。
「そこに座るかい?」
そう言って爺さんは茶色のイスに俺を座らせた。
そう言うと、爺さんは何やら台所?この家ではキッチンという表現が正しいだろう。
に行った。
その時に、俺はまじまじと家の中を観察した。
黄色い温かいランプ、緑色の玄関マット、赤色のソファー・・・
爺さんの家具集めのセンスはなかなかいいらしい。
「おまたせ朱歌」
いつのまに俺の名前を・・・とツッコむ時間も無く、なにやらとてつもなくいい匂いがした。
「紅茶じゃよ。体冷えてると思うから飲みなさい」
「あ、ありがと」
ズズーと飲む。美味しい。何というか、苺の風味のバナナ味の紅茶?
体が温まると、俺の頭の中には疑問マークがいくつも散りばめられた。
「ん・・で、さ、爺さんは何で俺を連れてきたんだっけ」
確認するように聞いてみた。
すると爺さんは真っ白のひげを触りながら言った。
「最近、わしの仕事の範囲が広くなってのぅ、一人ではどうも・・・
かと言って、わしには子供もいないしのぅ」
「へー・・・」と俺
「んで名前は」
「リピアン・サンタじゃ。よろしく朱歌」
と言って、左手を差し出してきたと思ったら引っ込めた
「まだ早いのう握手は。」
俺が「?」って顔をしてると
「・・・・単刀直入にいうんじゃが・・・朱歌はわしのサンタの仕事を手伝ってくれるかい?
もちろん、ずっとではないのじゃが、家には帰れなくなる。叔母にも会えんぞ。友達にも会えんぞ」
俺は頭の中で叔母の顔を眺めた。・・・やばい、また腹立ってきた
次に友達を探そうとしたが・・・俺に友達なんかいたか?悪口言うのは友達か・・・?
と散々考えた挙句、俺が出した答えは、
- 10 名前:こーろぎ:2008/03/30(日) 20:10:04 ID:ZWoL8C7R0
- 頭の中で叔母の顔を眺めただけで腹が立つとは
そうとううざいんでしょうね
そして朱歌君の出した答えとは・・・
- 11 名前:*まなか*:2008/08/09(土) 17:39:13 ID:krLRYmKO0
- うわ・・・。おもしろスギですッ!!尊敬します!!
続きが気になる・・・!
なんだか私の書いてる小説がちっぽけに感じてきます;;
よかったら私の書いてる小説も見てください^^(宣伝?(ぇ
「☆*キラキラ*☆」「ある日突然。」「好きなのに」
↑自信ないです;;
これからも更新がんばってください!
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